札幌市立大学 看護学部教授 猪股 千代子 オフィシャルwebサイト

ハマナスの会

人々のwell-being(安寧)の推進を目的とし、
音楽を活用した心身のリハビリテーションケアを提供します

医学の主流である現代医学は人間の生命救済と寿命の延長に大きな貢献を果たし日本人の平均寿命は世界でもトップクラスになりました。しかしながら現代医療では解決できない病気も多く、そのため不安を抱えている方も多いと思います。

私たちは、現代医療に補完代替医療を融合した統合医療の考え方を基盤に、患者の視点を大切にした、健康増進のしくみづくり、プログラムづくりを模索しています。

2009 年4 月「ハマナス・音楽& 看護療法研究会(HOKT123)」を立ち上げ、保健医療職(医師・看護師・助産師・保健師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、音楽療法士、アロマセラピスト、ヨーガセラピストなどの代替療法士の方のボランテイアのチームアプローチで、世界でもほとんど見られない、まったく新しいコンセプトで音楽を活用した健康増進プログラム開発に取り組み始めました。

北海道難病センターを主会場として年間10 回のセッションを、パーキンソン病患者など神経難病患者に対して行っています。本プログラムの内容は、患者個々の健康状態にあったセッションを行うための、問診・血圧・脈拍測定・健康相談と音楽を活用したリハビリテーションケアです。御参加の皆様からは、「体にリズム感が出てきた、すくみが軽減された、歌いながら体を動かすコツがつかめた、ぐっすり眠れる…」などのご感想を頂いております。

参加者の皆様と「ハマナス・音楽& 看護療法研究会」のメンバーが共同で「プログラム」および「健康改善の評価」を、実践・教育・研究の三位一体で創りあげ、世界に発信していきたいと考えます。私たちの活動の理念・趣旨を御理解の上、ご協力・御参加いただきますよう心からお願い申し上げます。

ハマナス・音楽& 看護療法研究会会長
札幌市立大学看護学部 教授 猪股千代子

HOKT123研究会の紹介資料は、下記からPDFファイルでダウンロードできます

触れる・楽しむという五感へ働きかけるケアは、ケアリングの瞬間であり、時空を超えたケアに発展し、響きあい・繋がる・全体性へといざなう。その人にとって意味あるケアの創造が統合医療看護過程のプロセスにおける機能です。以下に音楽療法・ヨーガ療法・アロマ療法を活用したケアをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

「ハマナス・音楽& 看護療法研究会(HOKT123)」と
統合医療の結びつき

ハマナス・音楽& 看護療法研究会での活動と統合医療実践を通して、私は統合医療を次のように考えます。

1. 生活習慣の、行動・態度・感情・思考の全ての側面を含む人間の全体(身体性・精神性・霊性)を対象とする癒し志向の医療。

2. 治療者と患者の関係性を重視し現代医療と代替医療等すべての適切な治療法を用いる医療および、病気の予防や弥栄(人々と共振し響きあって健康になる・全体になる、またはウエルネスともいう)に向け、異分野融合から生み出された自然の法則に則った審美的なキュア・ケアを意識的・意図的に選択し、ケアリングマインドを根底に、養生・癒し法として、保健医療福祉・生活の場に取り入れる、継続性を含む包括的ケアシステム。

3. 人間の健康の奥深さと拡がりを探求するキュア・ケアによって、ケアする人も ケアされる人も意識の拡張・霊的成長をもたらす医療。

統合医療看護の機能については以下のように考えます。

1.「認知・否定的な感情につながる思考習慣に対するアプローチ」
①思考・感情・態度・行動に働きかけることで症状の進行が抑えられる。②感動・情緒の発散・心の清浄化によって、人の心は開かれ、自分の思考・感情・態度のパターンを知るきっかけになる。③思考の習慣に気づくことで、別の思考と入れ替えることができる。④ポジティブな思考パターンを選択し、養生法を身につけていくことで、癒され、生命や愛の尊さを自覚して生きる自分になれる。

2.「審美的・意図的看護ケアの提供(異分野との融合による理論・方法論の開発):その人にとって意味あるケアの創造」
①「病気になりにくい自分」、「病気になっても治りやすい自分」を創り上げるための養生法である健康法について多様で柔軟な考え方に出会い、②意識的な努力と実践:外部からの支援による行動療法(統合医療ケアの実際:西洋医学とCAM・TMなどの融合による形態変容的治療法、芸術、自然、その他)、③関係性に価値をおく(自己・他者・集団・世界・宇宙・虚空)支援、④触れる・楽しむという五感へ働きかけるケアは、ケアリングの瞬間(ときめく出会い)であり、時空を超えたケアに発展し、響きあい・つながる・全体性(健康になる)へと、いざなう。

3.「人間の健康の奥深さと拡がりを探求する:その人の健康に対する考え・価値を明らかにすることを支援」
審美的なケアによって、生命や愛、神聖なる存在など高次の精神的な対話が行えるスピリットの成長をもたらすことができます。スピリチュアルな健康を支え、生命や愛の尊さを自覚して生きる・あらゆる存在とのつながりを実感して生きる人を送り出す支援・人間の健康の奥深さと拡がりを探求する機能を看護は有しています。

音楽療法の実習の様子。音楽に合わせて声を出したり、動きを入れたりと、バラエティに富んだ内容です

音楽療法の実習の様子。 音楽に合わせて声を出したり、
動きを入れたりと、バラエティに富んだ内容です。

 

ご興味のある方、見学をご希望の方は、下記までご連絡ください。

ハマナス・音楽& 看護療法研究会(HOKT123)
連絡先:札幌市中央区南4条西10丁目 北海道難病センター
担当者:森元 智恵子(HOKT123研究会連絡窓口)
TEL:090-2076-1607(お電話での対応は月曜日から木曜日10:00~16:00)

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